Ambassador
松井 沙麗
Sara Matsui
未完を、走る。
五歳で、ハンドルを握った。
まだ自分の名前も満足に書けない頃から、彼女はコースの上にいた。
国内外で勝利を重ね、全日本ジュニアカート選手権で女性初の頂点に立つ。
けれど松井沙麗が見つめているのは、いつも次の一周だ。
F1モナコ、インディ500、ル・マン24時間 ―― 世界の三つの頂へ。
速さは、生まれ持った才能ではない。
磨きつづけた意志が、かたちになったものだ。
完成を急がず、ただ前へ。未完を、走る。
その姿勢は、MasterKey が信じる「美しさは磨いて手に入れる」と、同じ地平にある。